人間関係がとても良くなる、やわらかい交渉術の基礎 パート1

誰とでも会話をスムーズに進めるための、3つのベーシックテクニック

1. 会話の目的を決める

まずは何のために会話をするのか会話の目的を明確にすること。
例えば、
①相互理解
お互いの考えを理解する。相手を丸め込まない
②相互学習
結論にいたった経緯をはっきりさせる
③真実の探求
なぜこうなったのか真実を突き止める
④介入
相手の信念や考え方を変える
⑤印象付け
自分の印象をよくする
⑥強制
強制されて会話をしている。なぜ強制されて会話をしているのか?

2. 会話相手をパートナーとみなす

親切や思いやりで人の心は変わる。会話相手を尊重する。
具体的な方法は、会話の目的を「相手のことを理解する」と決める。
例えば、相手が馬鹿な事を考えていた場合、なぜそう思うのか?なぜそういうことを思いついたのか?自分の考えなのか?誰かに聞いたのか?
原因を調べるということに会話の目的をおいて会話をする。理由を知ることによって相手に興味を持つ。
相手を理解することが基本。相手がなぜそういう考えをしているんだろう?と理解することを心がけてみる。

3. 親しみやすさの構築

初対面の相手と会話をするときには、親しみやすさの構築に使うこと。
親しみやすさの作り方は7つポイントがあります。

①本題を避けて会話を始める
議論のテーマから話はじめてはいけない。
まずは親しみやすさを構築する必要がある。

②相手の動機と興味をさぐる
例えば、「今日はなぜここにきているんですか?」とアイスブレイクし、相手に興味をもつ質問をする。
そのあと、相手が大事にしているものを質問してみる。相手が持っているものや、おすすめしているものを質問してみる。
「仕事以外の時は何をされているんですか?」と質問してみる。これをすると相手の内面を出してくれることがあり話が広がり相手の興味・熱中していることがわかる。
そのほかには、相手のファッションや好きなことを質問して、プライベートの話題を引き出すこと。
それと、「小さいころなんて呼ばれていましたか?」とニックネームをききだしてみる。それでよんでいいですか?と聞いてみる

③共通点探し
相手のことを知っているから共通点をさがしやすい。相手の動機や興味を探しながら相手の共通点をさがしていく。
どうしてもみつからない場合は「よりよく人生を送るためには何をしていますか?」と質問してみれば、相手が情熱を注いでいることがでてくることがある。

④話をかぶせず傾聴する
自分の話をしないこと。相手の話を起点に自分のことを話し始めないこと。かぶせて自分の話をしないこと。(印象が悪い人は被せるトークをしてしまっている)とにかく相手にしゃべらせてもらうこと。傾聴モードで相手の話をきく。たくさんお話をしてもらう。

⑤親しみやすさが構築されるまでは自分の話をかぶせずに耐える
自分がしたい話はしないこと。親しみやすさを構築することが1番ピン。そのために耐えて信頼関係を築くこと。8割9割は親しみやすさを構築するための会話であると心得ること。

⑥回避話題を用意しておく
宗教や政治などの難しい話題がでてきたら話に乗らないこと。これがでたら話をそらすこと。あらかじめ回避するための会話ネタを事前に用意しておくこと。ユーモアがあると話題をそらせることができる。

⑦指摘をしない
相手が間違っていても決して批判しない。懸念を伝える程度にして、相手に問題があっても批判せず懸念を伝えること。

親しみやすさを構築してから、仕事の本題や議論したいことを話し始めること。急がばまわれ!相手との共通点や興味があることを探して、まずは信頼関係を築くこと。話はそれからです。

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